itとotの特徴およびセキュリティの相違点

otを語る上で欠かせないのがitであり、この両者の違いについて見ていきます。まず身近な存在であるitとはInformationTechnologyの略称であり、日本語に訳すと情報通信技術のことです。ほとんどの業種で用いられるのはもちろん、一般消費者においても不可欠な技術となっています。一方でotとはOperationalTechnologyの略語であり、制御・運用技術と訳されることが多いです。

こちらは限定的であり製造業などの工場をはじめ、交通・電気や水道など社会インフラを機能させるための機械・設備に用いられる技術です。両者にはセキュリティが必要という点では共通していますが、それぞれの難易度は大きく変わってきます。otの場合そもそもシステム稼動が24時間、365日にわたってフルで動作しており再起動も許容されないほど厳格です。一方でitの場合はある程度許容範囲が広く、その点からもセキュリティの導入が容易となっています。

それに伴ってセキュリティに関しても、定期メンテナンスやOSの更新についてotは環境・稼動状況を逐一チェックしながら慎重に進める必要があるという訳です。過去に電力会社の運用を担っているotがサイバー攻撃を受けて、都市規模の大停電が起きたことがありました。2015年のウクライナで発生した事件では、22.5万人に影響・被害を及ぼしたとされています。itよりもサイバー攻撃を受けた際の被害の規模が大きくなりがちであり、その分セキュリティが重要視されているという訳です。

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